EVENT REPORT
イキイキとした表情でステージ上に立つダンサーたち。その日、会場である川崎CLUB CITTA’は、他のダンスイベントでは感じることのできない熱気にあふれていた!
それもそのはず。ダンサーたちとともに舞台でパフォーマンスしているのは、なんとシンガーやミュージシャン! ステージ上のダンサーだけでなく、フロアのオーディエンスまでもが生演奏にあわせて身体を揺らしながらパフォーマンスを堪能する……、この独特のライブ感こそが新感覚エンターテインメント〝WEFUNK〟最大の魅力だ。
10周年を迎えたWEFUNKが放つ〝ウィーコレ〟!
2019年9月7日(土)に開催された『WE COLLECTION A/W 2019(通称:ウィーコレ)』には、WEFUNKでも常連のコレオグラファーから勢いに乗る若手コレオグラファーまで全18組が、ダンス×生演奏のコラボステージを披露! ダンサーとミュージシャンが織り成す極上のショーケースが披露されるたびに、会場は興奮と一体感に包まれていく・・・・・・。訪れたオーディエンスを終始魅了したダンスナンバーを、余すことなくどどっとご紹介!
photography by HAMASHOW
オープニング “FUNK IT UP”
幕が上がりメインでシンガーを務める4名、藤正裕太 、平野郁弥、Mio 、モリヒナが登場。さまざまなジャンルのダンサーとともに、お洒落かつ一体感のあるパフォーマンスで、のっけからオーディエンスのハートを掴んでみせた。
Sturmナンバー
トップバッターは大学生ハウスシーンを牽引するSturmによる、ファンキーなノリがにじみ出るハウスナンバー。軽快なドラムのリズムに始まり、後半はメロディアスに・・・・・・、流れるように繰り出されるステップが、心地よい空気感をつくり上げていた!
SHIBA ナンバー
クラシカルな薫りが漂うビートにのって現れたSHIBAによるブレイキンナンバー。完成度の高いパワームーブやリズミカルなフットワーク、クールなスタイルと、B-BOYならではの魅力を全面に押し出したシンプルなショーケースでフロアをロック!
仁科薫 with mothers!
本企画の常連というメンバーらが集結したこのナンバーは、なんと全員が母親! 楽曲のもつメッセージ性、強く美しく響く歌声、そして伸びやかかつパッショナブルなダンスが乗算され、エネルギッシュな女性の姿をみごとに体現していた。
The1996 ナンバー
若手でありながらもハウスダンスの渋さを落としこみ、クールで味わい深いステージを披露したThe1996。グルーヴィーなムーブが止めどなく織り混ぜられた独特のルーティンは、オーディエンスを陶酔させた!
さえ+ゆりえ+みどり ナンバー
さまざまなテクニック、スタイルを駆使し、バリエーション豊かに魅せたのは、フィメールコレオグラファー3名が振付したナンバー。女性ダンサーたちによるシックでクールなパフォーマンスに、客席からは大きな歓声があがっていた!
VetelGiuS ナンバー
邦楽の一曲使い……、その世界観を表現した繊細なスロージャズと多彩な構成が印象的なVetelGiuSナンバー。すっと優し心に染みていくような優しい歌声とダンスに、観客は思わずため息が出るほど酔いしれた。
ありさだだいすけ ナンバー
オーディエンスも自然と身体を揺らしてしまうおど、甘美なソウルダンスに心も蕩けるナンバー! 緩やかなグルーヴ、そしてほんのりとアーバンな哀愁が漂うステージは、まさに夏の終わりを感じさせた……。
Lounge303+JP ナンバー
さまざまなイベントで活躍するハウスチームLounge303+JPによるナンバーは、まさに音を楽しむダンサーの感情が会場中に伝播するような一体感が印象的! ミュージカリティの高い振付、ライブ感たっぷりに展開していくステージ構成はさすが。
Mana ナンバー
これまでも幾多の生音コラボで本企画を盛り上げてきたMana。圧倒的な歌声にも負けないスキルフルな踊り手と、それを活かす変幻自在なジャズスタイルコレオグラフで魅せる、彼女だからこそ創りあげることのできたステージ!
DFFY ナンバー
ロッキンの振付を独自の解釈で楽曲と融合させたDFFYナンバー。スタイリッシュに魅せた前半から一点、後半は疾走感あふれる楽曲にあわせて繰り出される高速ルーティン! 懸命ながらも楽しげに踊るダンサーたちの姿に会場が沸き立った。
SHIMPEROR ナンバー
国内外で活躍するB-BOY SHIMPERORがみせる硬派でストイックなブレイキンナンバー。スタイルとフットワークを中心に細かいリズムまできっちりキープし、渋さが光る独特なフローで魅せきった!
Be Drunk
まさにその名の通り、心地よく音に酔ったかのような浮遊感で強烈なインパクトを残したBe Drunkのショーケース! ハウスダンスならではの音楽の共有感を保ちながらも、メンバーそれぞれが個性的なフレーバーを放っていた。
みほなみづきナンバー
ソウルフルでユーモラスな音取りに思わず魅入ってしまう、みほなみづきによるロッキンナンバー! 多彩なスタイルの振付と程よい脱力感で、最後の1秒まであきさせることなく、会場を楽しませた。
GO ナンバー
磨き抜かれたミュージカリティと枠に囚われないスタイルに定評のあるダンサーGOによるナンバー。楽曲の持つリズム、そしてそのニュアンスにいたるまで高次元でフィットした振付は、観ているだけでも快感を得られるほど!
Waterink ナンバー
ジャパニーズR&Bの名曲に乗せて、抜群のグルーヴと独特なシルエットの振付で魅せきったWaterinkによるヒップホップナンバー! 多彩なステップから発せられるメロウかつファンキーな空気感が、会場を優しく包み込んだ。
self love ナンバー
センスあふれる振付と高い構成技術が印象的なself loveナンバー。ヒップホップとワッキンをベースとしたオリジナルスタイルが、みごとに楽曲と融合され、味のあるコラボレーションを創りあげていた!
GO+Hagri
ゲストのGO+Hagriが登場すると、彼らの奏ではじめたクラッブが次第に会場全体へと広がり、演奏がスタート! 個々が持つ圧倒的なボディコントロールと表現力はもちろん、息のあったルーティンを緩急自在に魅せ、オーディエンスの心を掴んだ。
WEFUNK POPPERS
WEFUNKが誇る本企画でこれまで活躍したポッパーらが集結したプレミアムなショーケース! 自らの肉体をまるで楽器のようにビートを奏でる5人……、彼らが心地よく弾くリズムにフロアの熱気も最高潮に! 大トリをみごとに飾ってみせた。
ENDING “Oh! Labyrinth”
エンディングには全出演者が再登場! 無事に踊りきった達成感を感じつつも、残りわずかな演奏を慈しむように踊るダンサーたち……。最後は会場全体が歓喜の声と拍手で包まれた!
『WE COLLECTION A/W 2019』
:2019年9月7日(土)
:CLUB CITTA’
出演者:
■GUEST SHOWCASE
GO + Hagri
■NUMBER SHOWCASE(AtoZ)
Be Drunk / DFFY / GO / Lounge303+JP / Mana / self love / SHIBA / SHIMPEROR / Sturm / The1996 / VetelGiuS / Waterink / WEFUNK POPPERS / ありさだだいすけ / さえ+ゆりえ+みどり / 仁科薫 with mothers! / みほなみづき
■MC
ATSUSHI
■SINGER
藤正裕太 / 平野郁弥 / Mio / モリヒナ
■MUSICIAN
Dr 長良 祐一 / Perc 櫛田 満 / Ba 沼原ルイ / Gt 浅見 卓矢 / Key 田中 綾美 / Sx 田辺 栞 / Tp 桑田 亜季
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