数々の伝説を残してきたダンス・エンターテインメントの殿堂、『Legend Tokyo』が2020年、闘いの舞台をステージから映像へとフィールドを広げた。それが『Legend Tokyo CHRONICLE』だ!
すでに世界でもトップレベルといえるステージエンタメ作品を披露する日本のコレオグラファーたち。彼らの技術が秘める可能性をさらに広げる環境となるのが映像である。 動画の撮影・編集技術により多角的な魅せ方、表現が可能になり、さらにオンライン開催によりまさに世界中どこからでも参戦ができるようになった!
部門は従来の横画面で観る「5分映像作品部門」と、SNS時代に特化したすべてが新しい縦画面で観る「30秒クリエイター部門」の2つがある。
今回は10月14日に発表された30秒クリエイター部門Bブロックにおける審査結果から、準本選へと駒を進めた9作品と審査員のコメントをご紹介!
この結果や評価が今後の作品、戦い方にどういった影響を与えるのか?
30秒クリエイター部門Bブロック通過作品
りなりな。「忘れたくない夏」
工藤光昭
まさに第一印象は新海誠のダンス世界観! RADWIMPS使っているから余計に!? 特に0:13の画が素敵です! 期待度をすごく上げてくれたのに、オチがないブツ切れ終わりが、叙情詩的作品なだけに残念!! 準本選では、ぜひ30秒で観る者に余韻を残すオチがある作品を期待しています!
青羽ひかり&魔界「いざ、出陣!」
AKIHITO
新しかったです! もっと掘り下げてほしいなというところで… 居合いの構えから、そのまま振付に繋ぐことによって、刀×ダンスという新しいコラボが実現するのでは?!と感じていました。 衣装のクオリティ、様々なアングルからの見せ方があるからこそ、刀とダンスという点をもう一つ掘り下げた形で見たかったと思いました!
masayan & rikuro「色ーじょん」
工藤光昭
まさに狙いどおりかと思いますが、色彩の美しさが素晴らしい! そして映像を見終わったあとに「作品名」をみて納得! 「実作品映像」と「作品タイトル」がマッチしている非常にいい例! ゆるい感じの音とダンスもセンスが良く、高い才能を感じました!
DHS feat. 品川エトワール女子高校ダンス部「今このとき。」
伊藤今人
ダンスが美しいのでロケーションを工夫すると全然変わってくるかなと思いました。あと、この動画の撮り方のコンセプトと踊りの内容にもう少し親和性が欲しいなと思いました。
ZaCo「ザコ」
AKIHITO
温故知新の精神が宿る作品だなと思いました。現代的なHIPHOPmusicではあるものの、フレイバーが消えることもなく、かつ自分らしさが出ていて同じHIPHOPファンとしては楽しい作品でした。
堀田家「アフリカンダンス姉弟✨」
工藤 光昭
アフリカンって結構レアジャンル! レジェンドでは過去10年の予選も含めて史上初かと思います。お2人のダンススキルもなかなか高く、素材としては素晴らしいので、次はこの素材を活かして「映像作品」として、どう料理してみるか!?にLets チャレンジ!
鈴木悠心「子どもを食べてない」
伊藤今人
得体の知れない怖さが漂ってくる作品でした。不気味なテーマの割には踊りや陽の当たり方、色使いが美しく爽やかな印象だったので、それがもっと暗めだったり、妖しいトーンだとよりマッチしたのかなと思いました。
Masahiro「スーパーハードモード」
AKIHITO
凄く楽しかったです! ゲーム感覚にすることで、より見応えがありました! 落ちとしてもフェードアウトで終わりではなく、SEを差し込んでクリア的な見せ方になれば、振付の終わり方30秒としての評価がもっと上がるかと思いました! 本当楽しかったです!
UNVISION「Watch it」
伊藤今人
30秒という時間そのものをテーマに置いた非常に工夫されていた作品で好印象でした。隣の画面の人とのダンス的なやりとり、受け渡しなどがあると、より面白くなったかなと思いました。
各作品、1名ずつコメントをご紹介しましたが、公式サイトの各作品のページでは、他の審査員からのコメントも掲載!
Legend Tokyo CHRONICLE 30秒クリエイター部門 Rush-Bブロック
また、伊藤今人による審査結果の模様はこちら!
INFORMATION
Legend Tokyo CHRONICLE
5分映像作品部門Cブロック・30秒クリエイター部門Cブロック
現在、エントリー募集中!! 詳しくはHPへ! YouTubeにて作品公開中!
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