Legend UNIVERSE 2019 審査員インタビュー ~エンタメ文化を広げてきた視点~

インタビュー

今後、本当に関西のダンス×エンタメのつながりが変わるのか⁉ その真実をエンタメ文化を広げ続けてきた「ぴあ」において、西日本全域の統括を手がけるトップにインタビュー!
2012年には「Legend Tokyo」本戦の審査員も務め、長年、関西予選の審査員も務めた、まさにダンスとエンタメ、両方の潮流を知るプロフェッショナル。その視点に映る関西エンタメの未来予想図とは⁉

エンタメ文化を広げてきた「ぴあ」 ライブ・メディアを統括する西日本のトップ!

ぴあ株式会社 上席執行役員
中日本・西日本エリア本部 本部長
関西支社 支社長
藪内 知利

Profile:1989年にぴあ株式会社入社。コンサートプロモーションをはじめとする各種セールスプロモーションを担当し、ぴあ首都圏版統括編集長やぴあ関西版編集長など、メディアパブリシング業務を歴任。2013年からは梅棒の劇場公演に協力、地方公演プロデュースを開始し、『超ピカイチ!』まで継続中。現在、メディアプロデュース本部長と中日本・西日本エリア本部長を兼務。

万博も決まり、世界の注目が大阪に集まる今、
ノンバーバル表現であるダンスがエンタメ新潮流をつくる!

西日本のお客さまの方が、純粋に楽しんでくれる!

――藪内さんの肩書きを拝見すると、まさに「ぴあ」の〝西日本の顔〟といった印象ですが、具体的なお仕事の内容を教えていただけますか?

まず中日本・西日本エリア本部には名古屋・大阪・広島・福岡の4つの拠点があって、各地のライブエンターテインメント部門とメディアプロデュース部門の事業統括をしています。また関西支社としてのコーポレート部門を含めたコーポレートマネジメントを支社長としてこれも統括しています。
それと東京本社では全国の出版物の発行人・編集人業務があります。

――いろんなことを統括されている立場なんですね! それと、近年では梅棒のダンス公演にも関わっていらっしゃいますよね?

梅棒は東京拠点のチームですが、公演を全国展開するにあたり、そのプロデュースを「ぴあ」として担当させていただいて、僕は直接、公演プロデューサーとして梅棒のみなさんと関わらせていただいています。これは2012年の『Legend Tokyo Chapter.2』の時に審査員をやらせていただいたことがきっかけです。当時、審査員席で大きな衝撃を受けたのを今でも憶えていますよ。

――では藪内さんからご覧になって、エンタメの現場で東京と大阪の違いなどは感じていますか?

率直に、大阪の人は反応が分かりやすいというか、盛りあがりやすいですね。お客さまの数としては東京の方が多いのに、劇場での拍手や歓声は大阪のほうが大きいと感じることがあります。
これは大阪に限ったことではなく、さらに西の福岡もその傾向があるように思います。梅棒公演でも、初めてスタンディングオベーションをもらったのは福岡公演なんです!
西日本の人たちは「お金を出した分、元をとらせてもらいます」って楽しむ気まんまんで足を運んでくれているように思います。逆に言うと、東京のお客さまはちょっと恥ずかしがり屋なのかもしれないですね(笑)。

未来を担う中高生にも注目してほしい!

――大阪と言えば、2025年に万博の開催が決定しましたが、これはエンタメ業界にどう影響すると考えられていますか?

そうですね、万博は国際的なイベントで、全世界が認識していて、さらに全世界からお客さんが来るであろう長期イベントと考えられます。それを踏まえると、やっぱりダンスパフォーマンスや振付師が大きく必要とされますよ!
ダンスのような身体表現は言葉の壁を越える、いわゆるノンバーバルな表現ですから、他のエンタメ・コンテンツに比べて有利だと思います。

――では藪内さんとしては、どのような振付師と仕事をしたい、というお考えはありますか?

ぼく個人としては、大阪はお笑いの町でもありますけど、笑いの要素自体が今、エンタメの潮流として大きなポイントになっていると思いますから……、やはりコメディ要素を作れる人ですかね。
もちろん笑いだけではなくて、どれだけ心が動かされるか、感情を揺さぶられるかということも大きいです。決められた環境や状況の中で、美しいとか迫力があるとか、色んな感情をぶつけてくれる、そういった爆発力が欲しいですね!

――2019年には『Legend Tokyo』の後継大会、『Legend UNIVERSE』が大阪で開催されますが、どのようなことを期待されますか?

東京で開催されるより出やすくなるだろうから、大阪だけでなく四国や九州などの実力者たちにもぜひ出場して欲しいですね!
現時点ではエンタメ・コンテンツの現場というと、東京に一極集中している状況です。しかし、万博も決まって世界が注目してくる中、さらに「新しいエンタメ&振付師の才能を発掘する」という大会が大阪で開催されることは非常に意義のあることだと思います!
地元だからこそ今、関西で活躍中のダンサーたちはもちろん、それこそ西日本の中高生ダンス部の子たちに、ぜひこの機会に世界トップレベルのエンタメの現場にかかわってみてほしいと思いますね。

この業界からのアドバイス!

決められた環境や状況の中で、観る者の感情を揺さぶり心を動かすこと。特に笑いの要素は大きなポイント!

Job File


チケットぴあ
1984年にスタートした、日本初のコンピュータ・オンラインチケット販売システム。現在は常時2万件のイベントが登録されており、年間約7,000万枚ものチケットを、約3万8,000か所の販売ネットワークで発券している。

さまざまなムック本の発行
エンターテインメントやレジャーなど、さまざまな分野においても話題の情報を網羅したムック本をタイムリーに刊行。アーティストのライブや大作映画の公開など、大型イベントとの連動型商品も。

 

梅棒の公演プロデュース
2014年の『男なら、やってやれ!!』から、梅棒の地方公演ツアープロデュースに参画、大阪・福岡・愛知の三都市での公演を、ぴあが各地興行会社やメディア会社と共催。

 

春の野外フェス『METROCK』
東京・若洲公園で2014年から毎年5月に開催されている『METROCK』の大阪公演を2016年から立ち上げてプロデューサーを務める。

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