今、学生コレオが熱い!! 長谷川達也インタビュー!

インタビュー
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ダンサーとしてのルーツを学生時代に持ち、関東大学学生ダンス連盟Σ公演の振付け経験を持っている長谷川達也と伊藤今人が、今、〝学生ダンサー〟を熱く語る!
まずは初代〝レジェンド〟でもあり、日本の誇るトップコレオグラファーとして国内外で数々の活躍を誇る長谷川達也氏。コレオグラフ歴20年を越える彼が、自身のルーツをひもとく!

Interview.01 長谷川達也 (DAZZLE)

オリジナルの表現スタイルで見る者を魅了するダンスカンパニーDAZZLEを主宰。過去7回にわたり単独公演を開催し、『Legend Tokyo Chapter.1』最優秀作品賞を始め、国内演劇祭における最優秀賞の受賞や、韓国、ルーマニア、イランの国際演劇祭にも招聘されるなど、その実力は国内外で高く評価されている。

学生時代に得た仲間たちが、20年続くDAZZLEになった。

僕より上手いダンサーも、みんなダンスを辞めて就職し……。

——達也さんは学生時代からダンスを始めたんですよね?

ダンス自体に興味はあったんですけど、大学に入るまではやれる環境も仲間もいなかったので経験はありませんでした。ただ、ヒップホップ・ミュージックはよく聴いていて、ストリートカルチャー自体に興味はあったんですよ。それで大学に入った時に、ダンスサークルを見つけてチャンスだと思ったし、先輩たちがすごくかっこよく輝いて見えたので、サークルに入会しました。まさかそこから20年以上も踊り続けることになるなんて思っていませんでしたが(笑)。

——では、DAZZLEはいつ結成されたのですか?

サークルに入って2年目の冬に結成しました。チームを作ってクラブやコンテストに出たい、「名を上げたい!」という思いもあって、それが活動の最初のきっかけでしたね。

——当時から〝プロダンサー〟という目標はあったのですか?

いや、プロのダンサーになるなんて、大学生の時は思ってもみなかったですね。周りには僕より上手いダンサーは山ほどいたけど、みんなダンスを辞めて就職していきました。だから僕もそうなると思っていましたが、ダンスを諦めきれず、就職せずにダンスを続けて……。そしたら、当時ずっと憧れて挑戦し続けていたコンテスト『JAPAN DANCE DELIGHT』で準優勝することができたんです。これはもう「ダンスは僕にとって人に誇れるものだ、これを辞めるなんて選択は絶対に間違っている」って思えたんです。その時ですね、ダンサーをやっていこうと思ったのは。

学生が熱い理由
関東大学学生ダンス連盟Σとは?

関東地方の42大学54ダンスサークルから成る、所属人数7,000人を超える国内随一の巨大学生サークル連盟。DAZZLEや梅棒のほか、現在も一線で活躍する数々のプロダンサーを輩出。毎年3月にサークルの垣根を越えた舞台公演を開催している。(以下略:Σ)

つながりを手に入れられる環境だった。

——同じくらいの時期に、Σの公演の振付けもされたんですよね?

そうですね、Σってすごく大きい団体だし、中に入らなかったら分からなかったけど、それぞれ別の場所で活動していたダンサーたちが1つの公演に向かって絆を深め合っていくということが、本当に楽しかったですね!

——では、達也さんがご自身のサークルやΣで得たものとは何でしょうか?

〝一緒に踊る仲間〟ですね。仲間に出会えて、同じ目標を持って、今でも活動が出来ているということは、かけがえのないことで、本当に恵まれていることだと思います。ダンスってやっぱり、一緒に踊ってくれる仲間はもちろん、観てくれる人、そういった繋がりのために踊っている部分も大きいと思うので、〝それを手に入れられる環境に居ることができた〟というのは大きいですね!

——〝レジェンド〟初の学生限定の新部門の開催に関してはどのような印象がありますか?

作品を発表できる場があるというのは素晴らしいことですし、レジェンドみたいに大きな大会で「勝とう!」ってエネルギーをつぎ込む先、世に溢れているナンバーイベントではなくて、〝ここが勝負!〟という大会は絶対に必要だと思います。僕もコンテストに挑戦することでダンサーとして、振付師として、アーティストとして生きていくに当たって本当に勉強してきましたし、そのおかげで今があると思っています!

 

大学を卒業後、ダンスのTV番組『RAVE2001』でも度々出演し、その独創性に富んだ世界観を広くシーンに知らしめた。

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