『Legend Tokyo CHRONICLE』 ファイナリストインタビュー!~5分映像作品部門 Rush Aブロック~

インタビュー
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 日本最高峰のダンス舞台作品コンテスト『Legend Tokyo』が提唱する”映像作品”で魅せる新たなる戦い。それが新世紀のダンス映像作品コンテスト『Legend Tokyo CHRONICLE』!!

 2020年に行なわれたブロック選考には160以上におよぶ珠玉の作品が参戦。史上初の試みにも関わらず想像の域を遥かに超えるハイレベルなダンス映像世界の戦いが繰り広げられた。その中から厳選された究極レベルの創作力をもつファイナリストたち延べ44組によるさらにブラッシュアップした”最終作”が集う決戦「SEASON FINAL」が開幕。

 部門は従来の横画角・制限時間5分がルールの”作品”を対象とする「5分映像作品部門」と、制限時間30秒・SNS時代に特化したすべてが新しい縦画面で観る「30秒クリエイター部門」の2つがある。

 「5分映像作品部門」
POINT① すべてがハイクオリティ! 横画面の中で創りこまれた世界観と最大5分に散りばめられた濃厚なダンスシーンに要注目!
POINT② 評価対象は作品。だから異なる作品をエントリーして複数選出されたクリエイターもいる!
POINT③ 更なる良作へと進化! これから始まる最終決戦では作品のブラッシュアップ編集を可能としている。乞うご期待!

 今回はそんな5分映像作品部門で本選進出を決めた、選ばれしファイナリストたちのインタビューを一挙公開!

作品インタビュー

Takuya Matsunaga

―ダンスと音楽の融合表現の究極へ!

 ショーのための作品がコロナで披露できなくなってしまったのですが、この楽曲が自身に響くものがあって、どうしても何か残したいと映像化に挑みました。
 ダンスとしての音楽表現・振付にこだわりたくて、あえてシンプルな撮影・編集にしたのですが、その点では出し切れた自負があります!多くの方に知ってもらえたので、それだけでこの挑戦自体は良い経験だったなと考えていたので、ぴあ賞で選出されたときはまさかと驚きました! 

 審査員の方々のコメントも参考にさせていただき、本選ではひとつ進化したものをお見せできると思うので、音楽表現としてのダンスを映像化した作品として、皆様の心に残ったら嬉しいですね。

ヒトノマ

―兄弟作「硬影」と対極にある自然美!

 Dort名義で出展したRush-Bの作品と対照になっているのですが、この「影色」はより〝自然〟を意識し、照明もキャンパスに色を重ねて乗せるイメージ、音楽もよりリズムのない安らぐような選曲になっています。
 現場で得られるインスピレーションを活かすため、あえてイメージを固めすぎない状態で撮影に臨みました。不慣れな自然の中での撮影で時間も限られていたので、まるで高速道路を目隠しで運転するかのような感覚でしたが、狙い通りメンバーそれぞれのアイディアを膨らませて作ることができましたね! 

 自然の中だからこそできる工夫を入れたので、ダンス、照明、そしてロケーションがすべて主役となる他にはない映像をお楽しみください。

四畳半帝国

―僕らの人生も、案外刺激的かも。

 「誰もが頑張って、それぞれ楽しく生きているんだ」というテーマでイメージを作っていたのですが、撮影日が土砂降りになってしまったんです。撮影できずに困り果て、開き直って仲間たちと踊りながら雨が止むのを待っているとき、まさにこれこそが表現したかったものの〝本質〟だと実感してそのまま撮影、作品タイトルにもしました。自分にとっては退屈な日常も、傍からみたら楽しそうに見えることもあって……。 
 そんなユルッとしたコンセプトですが、それぞれのロケーションで同じ振付を何度も撮影して、すべてのカットをみんなで吟味して編集したので、実際はかなりシビアに制作しています。
 
 想いのこもった四畳半帝国の初映像作品をどうぞお楽しみください。

UNVISION

―映像世界でも追い求める〝リアル〟。

 Rush-Bに出展した「Be Human」というコンテスト用の舞台作品があって、それをエピソード1としたときにエピソード0となるのがこの作品。世界観・物語が繋がっています。
 AIのような無機質な感情をよりデジタルなイメージを表現できるよう意識していますが、実は動画自体にはほとんど加工していなくて、撮影時にライトなどの技術を駆使して表現しているんです。〝その一瞬〟をいかに魅せるか追い求めていくと、フィクションの編集任せではリアリティーに欠けてしまい、コンセプトが伝わらないんじゃないかと思っています。
 
 ただ、それはあくまで僕らがこだわっている部分で、作品としては純粋に感じるまま楽しんでいただけたら嬉しいです。

Eri Matsui

―泥まみれになって仲間と創った挑戦作。

 「蓮の花」が咲くためにはキレイな水だけでなく、ドロドロした水も不可欠だという話から、未来の世代へのメッセージを込めました。元となる作品はあったのですが、今回は9才のメンバーがいるのもあって、有名な映画のあるセリフを元にアレンジを加えて映像化してみたんです。
 
 映像作品を創るのは始めての挑戦だったので、大会側で発信されている参考情報や動画を観ながら、5人で知恵を振り絞り、何度も試行錯誤しました。プロの方の10倍は時間がかかっているのではないでしょうか。
 それでもミュージカル舞台やテレビでお仕事の経験があるメンバーもいて表現力には自信があるので、ぜひ表情や伝える力にも注目して観てください。

HIKARI family

―VOGUEの魅力をこの作品に。

 VOGUEというジャンルは、他のダンスと比べてまだ日本での認知度が低いので、その魅力を伝えるためにこの「妖美」を制作してこの大会に挑戦したんです。ひとくちにVOGUEといってもウォーキングを中心に魅せるものから、ポーズやムーヴに特徴があるものまでさまざまなスタイルがあるので、今回はそれらを掛け合わせて踊りました。
 またVOGUEはダンスだけではなく、ファッションやメイク、キャラクターなども重視する独特のカルチャーがあるので、そこにもぜひ注目してください。

 名古屋の有名スポットをロケーションに選び、信頼の置ける映像クリエイターさんと一緒にこだわって映像化したので、私たちらしい〝美的世界観〟をどうぞ味わってください!

YOH UENO

―曖昧さから生まれる表現の可能性!

 誰もが舞台に立てる機会が増えてきた中、僕の作品に出演してくれるメンバーには、ステージ上にはない体験を得て欲しくて、この数年で映像作品の制作に力を入れていたんです。特に今回はリハーサルもあえて3回くらいと決めて撮影に臨み、プロの現場のような密度の高い作品づくりができたので、彼らもいい経験になったのではないでしょうか。

 ただ楽曲が、一周回って楽しくなる程、抽象的で音も難読・不可解すぎて、振付するときは僕自身とても苦労しました。ですがメンバーも〝曖昧さ〟という難しいテーマに対して、目つきが変わるほど没入してくれて、不気味なのにかっこいい作品になったので、その世界観を楽しんでもらいたいですね!

翔也N

―表現者としての自分を見つめなおせた。

 コロナ禍で予定していた活動がストップしてしまったのですが、これまで生き急いでがむしゃらに走ってきた人生のレールから突然外された感覚になって、そこから新しいものが見えてきて、幸せを感じることができたんです。
 特に、自分自身を愛することや家族など身近な存在の時間などの大切さに気付き、それを作品にアウトプットしました。時期的に独りでしか踊れなかったのですが、大人数作品が好きな僕にとっては初めての挑戦で苦労しつつも、表現者としては貴重な機会と悲観せずに前向きに楽しめましたし、改めて僕は映像づくりが好きだし向いているなって感じましたね。

 自分なりのメッセージを作品に込めたので、最後の1秒までご覧ください!

NORI N’ism

―出口のない問いに、逃げずに向き合う。

 昨年2月に披露した舞台作品の映像化にあたって、こだわったのがロケーション。ロケ地の〝須磨のベルトコンベヤ跡地〟は神戸市が管理する非公開の場所なのですが、私たちが世界大会で優勝したことをキカッケに応援してくださった方々の後押しがあり撮影が実現しました! 
 ここで踊る映像自体がとても貴重で、その醸し出す雰囲気によって作品が不思議に仕上がったので、本当にご協力いただいた方々に感謝しています。
表現したのは、どれだけ文明が発達しようとも絶対的な答えがない永遠のテーマ。観た人の記憶に少しでも引っかかって、何かを考えるキッカケになれば嬉しいですね。

 こんな〝会えない時代〟だからこそ、改めて人と人との繋がりを考える事の大切さ、自分の周りにいる人との関係を……より深く。

INFORMATION

Legend Tokyo CHRONICLE
-SEASON FINAL-

【日時】2021年6月13日(日)
    開場:12:30 開演:13:00

【チケット】▪配信視聴チケット:¥1,000
      ▪劇場観覧チケット:¥4,000
      (配信視聴チケット¥1,000含む)

【会場】SKIPシティ
彩の国 ビジュアルプラザ・映像ホール

【公式サイト】

5分映像作品部門30秒クリエイター部門

詳しくはHPへ!

YouTubeにて作品公開中!

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