【独占インタビュー!】DAZZLE長谷川達也、常設イマーシブシアター『Venus of TOKYO』に込めた想いとは!?(前編)

インタビュー
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現在、お台場ヴィーナスフォートにて 〝上演期間約1年間の常設イマーシブシアター公演〟 という前代未聞の公演を行なっている、日本の誇る唯一無二のダンスカンパニー「DAZZLE(ダズル)」。


この前人未踏の公演『Venus of TOKYO』がなぜ実現したのか? そしてそこに込められた想いとは!? DAZZLEの主宰長谷川達也氏の長編インタビューを前後編に分けてここに公開!
前編は〝イマーシブシアター〟に対する考えや想いをテーマにお届けしよう!

長谷川達也

「すべてのカテゴリーに属し、属さない眩さ」をスローガンに掲げ、独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニーDAZZLEを主宰。ストリートダンスとコンテポラリーダンスを融合した世界で唯一のスタイルを追求し、映画・コミック・ゲームなどの日本文化の要素を取り込んだ作品を数多く創作。2011年には大人数振付作品コンテスト「Legend Tokyo」の初代王者に輝き、以後海外の名だたる演劇祭に招聘されるほか、国内でも人間国宝・坂東玉三郎とのコラボ公演や東京ワンピースタワーの公演を手がけるなど、多彩な活躍を見せている

DAZZLE長谷川達也、常設イマーシブシアター『Venus of TOKYO』に込めた想いとは!?【前編】(1/4)
イマーシブシアターを体験し、「絶対にDAZZLEが世界でいちばん面白いものを作れる!」と確信した。

━━ まず率直に「常設施設でロングラン公演でイマーシブシアター」というがとてつもないことだと思うのですが、なぜこのようなことが実現できたのでしょうか?

話すと長いのですが、まずイマーシブシアターについて話しますと、DAZZLEはこの上演形式を2016年に始めました。もともとは2000年代にロンドンで始まったと言われています。

そんなイマーシブシアターの代名詞的公演がNYで上演されている『スリープ・ノーモア』という公演で、観に行ったDAZZLEメンバーから「観た方がいい、イマーシブシアターはDAZZLEに絶対に合うから」と聞いて僕も観に行くことにしたんです。

ただ、観に行く前にその特徴である「劇場ではなく、建物一棟を使ってパフォーマンスが展開されていく」という話を聞いて、「どうやったって採算合わないだろう……」と懐疑的に思ってました(笑)。お客さんのキャパシティや導線、音響についてなど、どういう風につくっているのかも全然ピンと来ていなかったんですけど、いざNYに行って作品を観た時に全部もう作り方が分かったというか、こういう風にやっているんだろうなっていうのが分かって

確かにこれは、DAZZLEが絶対に世界一面白いのがつくれると思ったんです!

DAZZLEはもともと舞台公演を長年やっていて、 色んな情景を物語込みで作り、色んな小道具を使い、パフォーマンスしてきたから 「どんなシチュエーションでもダンスができる」という評価をいただくことも多く、まさにイマーシブシアターのやり方で面白いものが作れると思って。

そこでNYから帰ってきてすぐに動き出して、DAZZLEにとって初のイマーシブシアター『Touch the Dark』という公演を創りあげました。

DAZZLE初となったイマーシブシアター作品『Touch the Dark』。2017年に初演し、その後再演、再々演を果たしている。

━━ もともとのDAZZLEの表現のスタイルがイマーシブシアターという形式に合っていたんですね!

いざやってみたら最初はよく言われないこともありましたね。それまでは1000人の客席規模の劇場で公演をやっていたのに、イマーシブシアターの『Touch the Dark』では1公演につき50人くらいしか入れられない規模なので〝格落ちした〟と言われたり、チケットも全然売れなくて。

ただ、上演して3日くらいしたら一気に全公演ソールドアウトしたんです。再演、再々演も行いましたがすべてソールドアウト。その感触から、イマーシブシアターはDAZZLEに合っているとすごく手ごたえを感じました!

そしてその次の作品『SHELTER』という公演を創った時に、噂を聞いていろんな方が観に来てくださり、「DAZZLEさんとイマーシブシアターやりたい」というお声がけを多数いただいて、その後『東京ワンピースタワー』や京都の歌舞伎座で上演した『サクラヒメ』など、外部のイマーシブシアター公演を手掛けてさせていただく機会も増えていきました。

そういった中で、「ヴィーナスフォートが来年3月で閉鎖することになり、それまで空いているテナントがある。DAZZLEさんでイマーシブシアターやりませんか?」というお誘いをいただいて、快諾したことがこの来年の3月までの常設施設で上演する『Venus of TOKYO』が決定したきっかけです。

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