【独占インタビュー!】DAZZLE長谷川達也、常設イマーシブシアター『Venus of TOKYO』に込めた想いとは!?(後編)

インタビュー
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DAZZLE長谷川達也、常設イマーシブシアター『Venus of TOKYO』に込めた想いとは!? 【後編】 (2/4)
ただ予定されたものを見てもらうのではなく、実際にお客さんが参加できる仕掛けを作りたかった。

━━ では、この上演期間の長さゆえに苦労されている点などはありますか?

出演者の体力の面やケガなど体調管理の部分と、会場や道具類の細かいメンテナンスですね。日々、色々なところを修正しながら上演しています。

内容に関しても常に修正していて、「今日はこういう行動をされたお客さんがいたから、こういう風に対応しよう」とか、内容修正に関する連絡だけで毎日100件くらいは報告があがりますね。

しかもそれが、1つの役に対して3~4人のキャストが演じている訳なので、情報共有のために些細なことでも徹底的に報告しあうようにしています。

━━ なるほど、毎公演、新しい修正点で生まれ変わっていく感じで大変そうですね……。

その他にも季節のイベントごとに何か新しいことも付け加えていったり、また別のお話を加えていくことも少しずつやっていきたいと思っています。

何回観ても楽しめるようにしつつ、でも初見のお客さんが置いてかれてしまうような内容はダメなので、そのバランスはつねに意識していますね。

会場の細部の装飾も季節ごとに変化が楽しめるものになっている。(画像は『Venus of TOKYO』Twitter公式アカウントより)

━━ 「何回も楽しめる」という点では、来場の度にもらえるVOID(ヴォイド)マネーを使って、実際に来場者が物語中のオークションに参加できるのが面白かったですね!

実際に参加してもらうからにはもちろん、競り落として商品をゲットすることもできてしまうんです。「ヴィーナスの眼」という商品が実際に10万VOID以上で競り落とせる(1回の来場につき1万VOIDもらえる)ので、10回以上観に来ていただければ競り落とすことができます……!

来場の度にもらえる1万VOID以外にも、(登場人物の)富豪を追いかけていたらふともらえたり、ある部屋に隠されていたりと、実はいろんな方法でVOIDを稼ぐことができます

競り落とした「ヴィーナスの眼」を使って施設内のさまざまなところを見てみると、また新しい情報を得ることができたりするので、完全攻略を目指す方はぜひゲットして欲しいですね!

━━ どこかRPGのゲームのような仕掛けですね! 何かモチーフにされているようなゲームや作品はあるのですか?

今回の公演に限らないですが、映画やゲームに影響されている部分はありますね。特定の作品があるわけではありませんが、今回は結構最初の構想段階でオークションのシーンを作りたいと思ったんですよ。で、そうなったらお客さんも参加できた方がいいと思い、実際に参加できる内容を調整していきました。

オークションの進行自体は事前に作り込んだナレーションで行なっているので、自由が利かない部分も多く難しかったのですが、ただ予定されているオークションを見てもらうだけではなく、何か1つお客さんが〝参加できる〟という仕掛けを作りたくて、実現させました。

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